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第2報 ハーフバスケット&専用バットとミニバスケット(4枚用)

加茂隆春

浜松医科大学 腫瘍病理学


前回報告した “ハーフバスケット”は、その後 協同組合HAMINGと試作改良しながら今回ほぼ完成(7枚用)させた。それに合わせて “ステンレス専用バット”(50〜65ml)も作製した。また前回の報告で、『既存の丸バット溝付5枚立用(ガラス)に入るバスケットを作ってほしい』というニーズが展示ブースであったので、それに対応した “ミニバスケット”(4枚用)を作製した。このミニバスケットはステンレス専用バットにも入るが、染色角バット溝なしには3つ入る。これらを用いて(脱パラ〜脱水、封入)前回と同様に、蛍光in situ hybridization (以下 FISH 法) 、免疫組織化学酵素抗体法(以下 免疫染色)を施した。FISH法 の、前処理(95℃)とプロテアーゼ(37℃)やプローブ洗浄(72℃)をするときに、免疫染色は賦活処理液 (95℃/40分)に浸漬するときである。やはり少数 (2〜7枚) のオーダーも、上記三者を用いたことで溶液のエコやタイムラグの解決になり、手法によるプレパラート作製がしやすくなったので報告する。(協力: 協同組合HAMING) (特許出願中 : 2014-157406)


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