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筑波大学附属病院病理部の病理検査システム
-医療事故防止をめざして-

鈴木 悦(筑波大学附属病院検査部・病理部)


【抄録】 本院、病理部では検体の取り違え等の病理標本作製過程と病理診断での過誤を防ぐために、主としてバーコードを用いた受付、肉眼写真撮影、検体処理、切り出し、包埋、染色、ラベル発行、診断等の一連の業務について、医療事故防止を意識した、病理検査・診断システムの導入を図り、事故防止と標本作製過程の検証、等に成果を上げている。
システムの構築に際しては、担当システムエンジニアとの綿密な打ち合わせを行い、システム稼働検証や導入ハードの検討、院内システムへの接続テスト等を経て新しい病理検査システムを稼働させている。
また、システム変更に伴った、廃棄検体瓶等の2週間凍結保管等、業務マニュアルの再検討・再構築を図った。
また、毒劇物の保管・管理体制マニュアル、廃棄臓器組織処理マニュアル、ホルマリン処理マニュアル等も併せて紹介し、病理検査部門での医療事故防止への効果について報告する。


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