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コンペ
「あなたの薄切片、本当に3μmですか」
-共焦点レーザー顕微鏡を用いた切片厚測定―

吉村 忍(防衛医科大学校病院検査部)


第66回例会時にコンペ用資料としてフォルマリン固定の肝臓とパラフィン処理工程のアンケートを配布し、パラフィンブロック作成後3μmの未染色切片2枚とアンケート用紙を回収した。また、全般的なパラフィン処理工程の現状を検討するため、並行してアンケート用紙のみも配布回収した。アンケート結果は、各処理工程順にまとめ現在の動向を検討してみた。未染色切片はエオジン単染色を施した後、カールツアイス社製共焦点レーザースキャン顕微鏡LSM410を用い、2枚各々の中心部ならびに切り終りの部分の厚さを測定した。参加施設は21施設からの応募が得られたが、1施設2セット以上の応募もあり、27セット(54枚)の測定となった。また、他組織での依頼が10枚有り、それらも測定を行った。

(参加施設)
上尾中央臨床検査研究所 岩手医科大学中央検査部
NTT東日本関東病院 小野薬品福井安全性
関東中央病院 関東労災病院
北里大学病院病理部 慶応義塾大学病理学教室
けいゆう病院 公立昭和病院
慈恵医科大学病理学教室 社会保険中央総合病院
聖マリアンナ医科大学病院 多摩がん検診センター
帝京大学市原病院 東邦大学大森病院
東邦大学大橋病院 新潟脳外科病院
福島県立医科大学付属病院 福島県保健衛生協会
横浜労災病院

(アンケートのみ参加施設)
公立阿伎留病院

お詫び
当演題は前回(67回例会)に発表される予定でありましたが、特集コーナー等発表多数のため今回に繰り延べとなりました。参加された方々への報告が遅れたことに対し、お詫び申し上げます。


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