HOME > 最新例会抄録 > エアーダスターを使用した染色標本の乾燥
河村 淳平、山田 正人、山田 果歩、針谷 桃華、三上 壱生、角田 敏一、小林 臣、川村 樹璃、井上 進一
三井記念病院 臨床検査部 病理検査室
はじめに
病理標本作製で行う染色は多くの方法がある。染色によっては、色素の脱色を来すことからアルコールによる脱水ができない場合があり、ドライヤーを用いた冷風乾燥を行っていることが多いと思われる。しかし、乾燥には時間を要し、場合によっては脱水不良や染色ムラを来すことがある。今回我々は、染色後の乾燥にエアーダスターを用いた方法を考案したので紹介する。
方法
家庭用ドライヤー(冷風)、エアーダスター缶(スプレー)、電動エアーダスターを用い、染色後のスライドガラス上の水を噴射されるエアーの勢いで移動させながら乾燥を行った。
結果・まとめ
家庭用ドライヤー(冷風)に比較し、エアーダスター缶(スプレー)と電動エアーダスターは数秒〜十数秒で十分な乾燥が完了した。短時間で乾燥を行えることで、術中あるいは検査中迅速細胞診等に用いられるGiemsa染色やDiff-Quik染色に非常に有用であると考えられた。