宇宙航空環境医学 Vol. 57, No. 2, 51, 2020

ニュースレター

2. 各委員会だより (2)広報委員会
広報委員会から

後藤 勝正

広報委員長

 学会員の皆様には,平素より広報委員会(HPを含む)の活動にご協力いただきまして感謝申し上げます。あらためまして御礼申し上げますと共に,広報委員会の活動を今一度ご確認いただき,より一層のご協力をいただきたく,広報委員会としての活動をお知らせいたします。
 いわゆる団塊の世代が学術研究から遠ざかる傾向にある中,本学会として学会員の確保は重要な課題であることは言うまでもありません。そこで,広報委員会として,「いかに本学会を知ってもらうか」「いかに若い方に本学会を認知してもらうか」「いかに本学会のプレセンスを高めるか」という命題に対してこれまでいくつかの取り組みを実施してきました。
 1つ目は,アウトリーチ活動としての「講師派遣事業」です。平成29年12月時点で,「宇宙医学」分野に11名,「航空医学」分野に8名,「環境医学」分野に4名,「ライフサイエンス」分野に3名,「その他」に6名,の学会員の方々に講師登録をいただき,学会ウェブサイトに掲載させていただいています。一方で,広報委員会としてはこの「講師派遣事業」のための体制を整備したにすぎず,これ以外の実質的なアウトリーチ活動活性化策を立案・実施するには至っていないのが現状です。何か良い具体案がありましたら是非ともお知らせいただければありがたいです。
 2つ目は,SNSによる情報発信です。若い世代は,最新情報や興味ある事をGoogle検索などでウェブサイトから得るより,FacebookやTwitter,LineなどSNS(Social Networking Service)を介して得る傾向があります。こうした背景には,ウェブサイトの情報は,本学会に限らずその更新頻度は低く,最新の情報を得ることが難しいとされるからです。そこで,本学会としてFacebook(https://www.facebook.com/JSASEM/)とTwitter(https://twitter.com/JSASEM2016)の運用を昨年より開始しました。
 FacebookとTwitter共にほぼ毎日関連情報を発信しています。現時点でのFacebookのフォロワーは100人,Twitterのフォロワーは16人となっています。Facebookでは,フォロワーのプロフィール解析が可能ですが,それによりますと男性が53%,女性が47%,男性では55歳〜64歳のフォロワーが最も多く(全フォロワーの18%),ついで45歳〜54歳,35歳〜44歳,25歳〜34歳,そして18歳〜24歳の2%となっています。一方,女性では45歳〜54歳が最も多く(17%),次いで35歳〜44歳,25歳〜34歳と55歳〜64歳,そして18歳〜24歳は全フォロワーの5%を占めています。男女共13歳〜17歳のフォロワーはいません。できるだけ若い方,特に18歳〜24歳の世代の方のフォロワーをいかに増やすかが課題であると考えています。
 もちろん,ウェブサイトはこれまで通り運用しており,情報の更新も可能な限り早く実施しています。Facebook,Twitterはもちろんウェブサイトへの掲載を希望される上方などがありましたら,学会事務局までお知らせください。FacebookとTwitterに関しては直接広報委員会までにお知らせいただいても構いません。
 以上,広報委員会が現時点で行っている活動を簡単に紹介させていただきました。委員会活動に関しましてご助言などありましたら,是非ともお知らせください。今後とも広報委員会の活動へのご理解ならびにご協力をよろしくお願いします。