宇宙航空環境医学 Vol. 57, No. 2, 42, 2020

ニュースレター

3.　各委員会だより　（2）編集委員会

小野寺　昇

川崎医療福祉大学

　第53巻4号をもって宇宙航空環境医学の発刊が発刊時期に追いつきます。懸案事項の解消にご協力いただきました諸先生に感謝申し上げます。
　さて，最近の編集後記を拾ってみますと次のようなコメントが載っています。

• 有人宇宙開発の次なる目標が月・火星となり，長期間の微小重力環境滞在や低重力（Partial G）環境滞在への適応過程が宇宙医学のホットトピックスになっていること
• 基礎研究の研究成果を分かりやすく社会に周知し，かつ還元していく活動が求められていること
• 宇宙航空環境医学における日本ならではの科学技術で国際宇宙探査活動への我が国の貢献が期待されていること

　現在編集委員会では，迅速査読制度の導入を検討しています。この制度は，投稿から2週間以内に査読結果を返却し，アクセプトに向けた論文指導も同時に行うものです。この制度の導入により宇宙航空環境医学領域における若手研究者の育成が促進することを期待しています。今後，多くの原著論文等を迅速に査読し，掲載してまいります。皆様からの投稿をお待ちしております。