宇宙航空環境医学 Vol. 57, No. 2, 33, 2020

ニュースレター

2.　各委員会だより　（1）編集委員会

小野寺　昇

川崎医療福祉大学

　宇宙航空環境医学は，日本宇宙航空環境医学会の学術誌です。1964年1月に第1巻1号を航空宇宙医学心理学として発行以来，1978年には，宇宙航空環境医学と名称を変更し，連続して休刊することなく発行を続けています。会員の皆様の学術研究等の知的財産が集約し，本邦における宇宙航空環境医学における学術を牽引していることは周知の事実です。
　現在年間に4号の発行を行い，4号については，当年の学術集会における抄録を掲載するスタイルをとっています。今年に入ってから発行の時期と発行の日が一致するような改善傾向にあります。これも会員の皆様からの原著論文等の投稿が増加しているためであります。一時期，原著論文の投稿数が減少傾向にありましたが，現在は一定の投稿数をみることができるまで改善されました。
　分野別にみると臨床系の投稿数が多いようです。基礎医学系の投稿が少なくなっている様です。若い会員からの投稿も少ない様です。大学院生の投稿も歓迎です。学術論文以外の国際学会のレポート，国内の研究等のレポートも掲載可です。
　ここ最近の編集後記を拾ってみると次の様な記載をみつけることができます。

• 国際宇宙ステーションでの宇宙医学の推進が継続されるよう願っていること
• 若手研究者たちの夢を伸ばしてやるためには，宇宙利用研究の継続が必須であること
• 過酷な宇宙環境への挑戦は，地上の課題解決に直結するコア技術のイノベーションを生み出す可能性を秘めていること

　編集委員会は，できるだけ迅速に査読を行い，多くの原著論文等を掲載してまいります。皆様からの投稿をお待ちしております。