総　　説

日本のテレパソロジーの発展と共に歩んで25年（第II部）
─光ファイバーとバーチャルスライド普及後の発展─

澤井　高志^1,2

（¹仙台市医療センター仙台オープン病院病理診断科部長，²東北大学大学院医学系研究科病理形態学分野客員教授）

要旨: 前回，PartIではテレパソロジーの黎明期から厚生労働省によるテレパソロジーの保険診療への導入やテレパソロジー研究会の創設までについて述べた。今回はそれ以降，光ファイバーの普及やバーチャルスライドスコピーがテレパソロジーに果たした役割と将来の展望について若干の私見を述べたい。

キーワード: optical fiber（fiber optics）, real time-video system, virtual slide microscopy, communications satellite, network system

My telepathology history of Japan for 25 years （Part II） Development with introduction of optical fiber and virtual slide

Takashi Sawai, M.D., Ph.D.^1,2

¹Sendai Open Hospital, ²Tohoku University Graduate School of Medicine

（論文受付　2015年3月31日）

（採用決定　2015年4月20日）