令和4年診療報酬改定新規収載項目―報告書管理体制加算等―
【質問事項】
1.病理診断の未読問題については社会的に大きな問題となりつつありますが,未読問題については病理診断科の手をはなれ,病院自体の問題になるのではないかと思います.カテゴリー的には医療安全の範疇です.この問題について,病院としてどの様な管理体制で臨むべきか,佐々木先生のご見解をおうかがいできればと思います.


【回答】
1.報告書管理体制加算」は,診療報酬上,第1章「基本診療料」の第2部「入院料等」の「A234 医療安全対策加算」の枝番号として「A234-5」として保険収載されております.基本診療料とは「病院全体」での取組等に係る評価になりますので,病院全体で取り組むことになります.「医療安全対策加算」の枝番ですので,具体的には医療安全部門が先導役となり,放射線部門や病理部門がそれに協力し,病院全体として体制を構築することになると思います.
「病理診断科の手を離れた」訳ではなく,病理診断科部門も,病理診断科だからこそ発出できる未読や未伝達についての問題点等を洗い出し,提案等を行うことが重要と考えます.
ルに水の負荷を軽減させる予備脱水を兼ねています.また,非緩衝ホルマリンを結晶対策に使用するかどうか,ゲノム規程を読んでから選択肢に入れる事はなくなりました.

前のページに戻る