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色素の選択と保管のポイントについて

野村 淳

メルク株式会社


 病理組織標本を作製する上で色素は必要不可欠です。
 日頃、病理組織標本を作製する際にヘマトキシリン、エオジンをはじめ様々な色素が使用されております。歴史的には、工業用染料や試薬グレードの色素が利用されておりました。現在も同じ色素であっても、メーカーによって規格や製品名が異なる色素が販売されております。
 そのため、色素を購入する際に何を購入したらよいか迷ったり、購入した色素の染色性が不安定な結果だったり、色素の保管や管理に苦慮した経験をされた事があるかと思います。
 最近では、調製済みの染色液を利用し、以前に比べ色素から染色液を調製する機会が少なくなっておりますが、病理組織標本を作製するための色素を選択する際に何を参考にし、どのような点に気をつければよいか、保管・管理する際のポイントについてご説明させていただきます。
 本日の内容は、基本的な内容ですか、少しでもご参考になれば幸いです。


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