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自動免疫染色装置(i6000)について

高橋 節男(協和メデックス㈱)


はじめに
病理組織染色もマニュアル法から1990年代後半には自動組織染色装置もWindows化に伴って使用施設も増えて参りました。弊社でも米国のBioGenex社より初期モデルのOptiMax Plus(MS-DS)を導入し、多くの施設でデモを行い多くの問題点を抱えながら改良を進めて来た結果現在の普及版i6000(Windows XP)へと進化して来ました。今回この自動免疫染色装置i6000について紹介いたします。

自動免疫染色装置i6000の仕様について
この装置は免疫組織化学染色(IHC)のみならず、特殊染色(SS)及びIn situ hybridization(ISH)をBarcode仕様で使用する事によって、異なった染色方法を同時に行う事ができ、この仕様は他社には無い特徴と言えます。又、液面センサーを使用する事によって試薬分注の際、液量確認と吸引確認の両方をチェックする事が出来ます。更に現在普及している染色装置の中では最高のスライド60枚がセットでき、染色途中の緊急割込み、検体の追加も可能です。検体毎に試薬量及び滴下位置を変更する事もWindowsの画面上で簡単に行う事ができ、一次抗体及び試薬コストの削減にもなります。染色工程はWindowsの画面上にて一目で見る事が出来ます。その他にも洗浄方法はスライド上にBufferをかけた後にエアーブローをする、この工程を繰り返す事で洗浄効果を向上させています。


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