HOME > 例会抄録 > 第75回病理技術研究会 > ウルトラ・ハイスピード自動固定包埋装置(Histra-QS)の使用経験
倉林 功(順天堂医院臨床検査部病理検査室)
当院でも乳腺センターの開設に伴い、外来患者数が増加している。診療医から穿刺生検の結果(乳癌の治療に欠かせないレセプターも含めて)を次回来院時までに要求されてきている。
現在、バキュームロータリー16時間処理(オーバーナイト)で行っており、HE染色が出来上がるのがホルマリン固定後の検体でも翌日の午後になってしまう。Histra-QSでは約1時間で処理を行うので当日の鏡検が可能になる。
今回は、当検査室に提出された手術検体を用いてHE染色、免疫染色(レセプターをメインで)を行い比較検討した。