HOME > 例会抄録 > 第72回病理技術研究会 > (体腔液)体腔液の検体処理法
當銘良也(国立病院機構水戸医療センター)
検体処理方法は各施設で様々な方法で行われているが,正確な診断のためにはより安定した方法が必要である。
全国的には
引きガラス法が約70%,
すり合わせ法が20%で,
オートスメア法は7%である.
最も多い引きガラス法でも様々な方法で行われているのが現状である。
我々は1992~3年頃に引きガラス法からオートスメア濾紙法(AS)に変更した。
しかしながら,AS法は比較的単純そうにみえるがコツをつかむまで案外と難しいこと,他法に比べてややコスト高であることから余り普及していないのが現状である。今回は我々が採用しているAS法および細胞検査士会,東京都細胞検査士会で行ったアンケートも紹介したい。