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洗浄装置クライオクリーンについて

多 賀   正

白井松器械株式会社


はじめに
凍結切片の薄切行程では、剖検材料および未固定の感染した組織検体を扱うために、非常に危険である。現在、患者の結核保有者の増加及び、血液媒介感染症の症例が増えており、クリオスタット使用者の感染の危険性は増加しているのが現状である。過去においてクリオスタットで怪我をして結核に感染したとの話も聞いている。ソフト・ハ-ド面での対応として、紫外線ランプで殺菌、アルコール噴霧消毒など過去より試され現在でもおこなわれているが、理論的には低温下での紫外線は効力が無く、アルコ-ルにおいては気休め程度であることが現場での意見として言われている。そこでクリオスタットの使用後チャンバー内を常に滅菌された状態に保てればと考え、

①既存のクリオスタットに ②全自動で ③確実に
④消毒滅菌ができ ⑤コストが安価であること

を前提に、後付けの洗浄装置の開発をいたしました。


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