HOME > 例会抄録 > 第67回病理技術研究会 > ミクロトーム及びクリオスタット内部の消毒におけるCAE配合エタノールスプレーの有用性について
牛尾省三 高柳良徳
ユーアイ化成株式会社
病理組織細胞の薄切に使われるミクロトーム及びクリオスタット。その内部におけるウイルスの不活化や、細菌の除去について現在、様々な方法がとられています。しかし、そのほとんどが使用後に内部を薬液等によって殺菌洗浄するという様なもので、作業中の感染対策はあまりなされていませんでした。
そこで、ミクロトーム・クリオスタット内部の殺菌及び、作業中の感染を避ける方法のひとつとして、80V/V%エタノールにウイルスの不活化剤としてCAEを配合したスプレーをご紹介させて戴きます。 又、それと同時になぜCAE配合のエタノールスプレーがそれらに対し適しているのか、HBsに対するCAEの有効性を、参考文献などをもとにご紹介させて戴きます。