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２．高感度間接法を用いた免疫染色法－ＬＳＡＢ法との感度の比較－
栗秋裕依子 松澤敏行 能勢富佐子 市川つわ
佐藤雄一 岩渕啓一 岡安勲
北里大学病院病院病理部
免疫組織化学染色は病理検査を行う上で補助的手段の一つであるが、病気の確定診断、治療方針の決定、治療法の選択などを左右する重要な役割を持ち、さまざまな疾患における病理診断に有用な情報を与えている。 現在、北里大学病院病院病理部ではLabeled Streptavisin Biotin (LSAB）法を2日法にて施行しているが、至急で病理結果を要する検体には対応するのが困難であった。そこで、今回、免疫染色の簡略化と染色時間の短縮を目的に、当施設で使用している一次抗体 96種類すべてにおいて、市販されている高感度間接法 ENVISION法（DAKO社）とシンプルステインMAX（ニチレイ社）を従来の法と比較検討したので報告する。
